愛くるしいモルモット。

最近の室内ペットブームでモルモットも非常に人気があります。

そんなモルモットの飼い主であるわたしたちがよく目にする光景のひとつに、口をモグモグ・・・という仕草があります。

とてもかわいくて見ていると癒されるのですが、もしかしたら病気のサインかもしれません。

モルモット 口 病気

不正咬合

モルモットに一番よくみられる病気です。

モルモットの歯は伸び続けます。

普段食べることで歯が削られてすり減るので特に問題はないのですが、歯の嚙み合わせが悪いと上手に削ることができずに伸び続けるのです。

伸び続けると、その歯で口の中を傷つけてしまいモルモット自身は痛くて食事ができない、もしくは柔らかいものばかりを食べるようになるのでさらに歯が伸び続ける・・・といった悪循環になります。

だんだんと食事をしなくなり体重が減っていき亡くなってしまう恐れもあります。

治療は?

病院で歯の検査をすることから始まります。

しかし、モルモットの口って小さいんですよね。

ですので、麻酔をしてからの検査となります。

麻酔は小動物への体の負担を考えると避けたいところですが。

麻酔をした上でやすりなどで歯を削ります。

不正咬合は再発率が非常に高いため、同じ症状がまた出てくる可能性があります。

その都度病院で同じ処置をしてもらわないといけなくなります。

また、食事がとれない仔には強制的に食べ物を与えるようにしないといけないため、飼い主さんも疲れます。

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なぜなるの?対策は?

モルモットの不正咬合のほとんどの原因は遺伝です。

ですので、100%防ぐことは難しいです。

先祖代々同じ病気の子がいなかったかどうか調べなければいけないわけですから、容易ではないですよね。

確実に防ぎたいのであれば、繁殖をする場合には注意が必要です。

しかし、食べ物で不正咬合を予防することはできます。

繊維質の多いタイプの牧草は歯がよく削れるためオススメです。

また、モルモット専用のペレットも効果的なんだとか。

まとめ

大切なかわいい家族の一員。

できる限りの予防はしてあげたいですよね。

ペットの病気やケガは知識があるのとないのとでは全然違います。

頭の片隅にでも入れておくようにしてくださいね。

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