モルモットは、もともと集団生活をしていた動物なので、コミュニケーション能力があります。
なので慣れてくると、飼い主にも鳴き声で何かを伝えようとします。
同じように、軽くかんでみたり、鼻で押してみたりもします。
モルモットが噛むのは
モルモットが噛むのは、本能です。
噛むのが好きです。
ケージの床にひいていた紙が噛まれて破れていたり、木をかんだりしているのをよく見ると思います。
外に遊びに出すと、部屋の中のものを、あれこれと噛み始めるので、気を付けなくてはいけません。
特に、電気コードなどは危険ですので注意してください。
噛む理由としては、歯が伸びてきて痒いから噛む、ストレスを感じて噛む、単に噛むのが楽しい等が考えられますが、いずれにしても、モルモットにとって、噛むのは大事なことです。
モルモットの歯は、常に伸び続けています。
なので、消ずって、丁度良い具合にしなくては、伸び過ぎでかみ合わせが悪くなり、不正咬合という病気になってしまうのです。
それに、噛むことによって、ストレスが解消されていくというのもあります。
牧草などを食べさせ、よく噛み歯を削り、ストレスも解消することが大切です。
ペレットだけでは、柔らかくて歯があまり削られず、噛む行為も少なすぎます。
繊維質の高い餌も取り入れ、バランスの取れた食事が大切です。
モルモットは、噛まなくてはいけない動物なのです。
甘噛みの理由
これは、飼い主に、何かを伝えようとしているのです。
小さなモルモットは、まだ噛み具合がわからず、強くかんでしまって、飼い主が痛い思いをすることもありますが、分かってくると、ぺろぺろと舐めてきたり、軽く甘噛みしたりするようになります。
例えば、膝にのせて撫でて上げている時、甘噛みをするなら、もっと違う場所を撫ででほしいとか、もう十分撫でてもらったからいらないとか。
自分から寄ってきて、足を甘噛みするのなら、お腹が空いたから餌が欲しいとか、一緒に遊んでほしいとか。
飼い主のことを嫌いで噛んでいるというよりは、何かを伝えたいから噛んでいるのです。
危険な噛みつき
甘噛みと違って、危険な噛み方をするのであれば、他に理由があるのではないでしょうか。
例えば、ストレスが溜まっている、怖がっているなどです。
噛んだ後に、逃げて隠れるようでしたら、こういう場合が多いです。
なので、その原因を見つけて、取り除いてあげる事が必要です。
モルモットが危険を感じていないか、ケージが汚れていないか、餌や水が古くなっていないか、病気になっていないかなど、気を付けて見てあげて下さい。
まとめ
飼い主は、モルモットと長い時間を一緒に過ごし、徐々に、モルモットが何を伝えたいのか、理解できるようになります。
その子の癖や好物、好きな遊びなどを知って、甘噛みの理由も、きっと分かるようになりますよ。