モルモットはげっ歯類の小動物で、ネズミなどと同じように考えられますが実際にはモルモットという一種で学名「天竺ネズミ」。
長ければ8~10年と長生きするモルモットですが、げっ歯類の宿命という不正咬合の注意は必要になってきます。
げっ歯類に多い不正咬合
そもそも不正咬合とは歯のかみ合わせが悪くなる病気でげっ歯類の小動物にやよく起こる病気です。
さらにこの不正咬合になってしまうと他の歯の成長バランスが崩れたり、食べ物を食べることが出来なくなったりと不具合が出てくるだけでなく、一度なってしまうと完治は難しい病気なのです。
なので不正咬合になる前に予防をしっかりすることが重要となってきます。
不正咬合の初期症状
不正咬合を放置すると神経やあごの骨などへの感染症、十分に食べれない栄養不足になりかねません。
ではどのような初期症状があるのでしょうか。
げっ歯類は何かを常に食べて歯を削ります。
なので食欲が落ちた時や固い物を食べなくなったときは要注意です。
食欲が落ちてきたら取り合えず栄養不足にならないように強制的に食べさせましょう。
口を開けて歯を毎日確認もしてあげるとより早期発見につながります。
歯が左右長さが違う、変色している、よだれが止まらないなどといった症状も不正咬合の始まりです。
すぐに獣医さんに連れて行ってあげてください。
不正咬合になったら
不正咬合に一度なってしまうと治すことが不可能となります。
それをきちんと予防するためにきちんと歯のチェックを心がけます。
病院にいって医師に不正咬合と診断されたらとにかく今後の経過を注意してひどくなることを防ぎましょう。
どの程度まで進行しているかにもよるので必ずお医者さんにお世話の仕方を聞きます。
餌をまだ食べることが出来るのであれば栄養面は問題ないですが、餌を食べる事が困難になってきたらペレットをすり潰して小動物用ジュースなどに混ぜて流動食にしてあげたり、サプリをあげたりします。
まとめ
不正咬合はげっ歯類にとってとても命に関わる病気です。
きちんと予防してあげるためにも固い食べ物やかじり木などを用意してあげましょう。
さらに、毎日できるだけ歯のチェックと、餌の減り具合などを見てあげるといいです。