多くの生き物達は食事を通して生命を保っています。
その食事内容が原因で思わぬ病を発症することもあり、消化不良や便秘で辛い思いをすることもあります。
また、人間同様に便秘で苦しむペットもいるようです。
特にモルモットは便秘になりやすいと言う事を御存知でしょうか。
モルモットの便秘について
草食動物の中でもモルモットやウサギ、馬のような単胃動物は食物繊維を十分に摂らないと胃腸障害をおこしがちですが、特にモルモットは他の草食動物に比べて盲腸が長い為に盲腸便秘をおこしやすいと言われています。
モルモットの盲腸の長さは、15cm~20cmと長く胃腸全体の半分以上が盲腸になっている状態です。
盲腸便秘の症状としては全体に元気が無くなり食欲も衰え腹部が膨大して叩くと太鼓に似た音が鳴り、腹痛などで息も荒く、鼻水を大量に流すと言う症状があります。
更に便の量も少なくなりやがて全く排便がされなくなると言う過程をたどるため注意が必要です。
盲腸便秘の原因と予防について
盲腸便秘の原因には様々にあり、モルモットが他の草食動物に比べて盲腸が特に発達している事も原因になっていますが、その他には異物による閉塞やストレス、運動不足、食物繊維不足などがあげられます。
また、腸の中にガスが溜まってしまう鼓脹症と言う病気もあり腸の蠕動運動が低下して盲腸にガスが停滞するため、便秘などを発症しやすくしてしまいます。
深刻な場合であれば手術で取り除くか、管などで抜取ると言う方法をとりますが、酷くなる前に動物病院へ相談をすることが大切です。
また、飼い主として注意することは、盲腸便秘は毎日の食習慣と関係している為、バランスのとれた食事を与える事が一番のようです。
また、適度な運動やマッサージなども腸の蠕動運動を活発にする為、予防に繋がります。
特に運動は、ストレス発散にも繋がる為、運動玩具なども用意してあげると良いようです。
まとめ
健康を保つ為には日頃の食生活が深く影響すると言う事は人間だけに限る事ではないようです。
ペット達は、自分で必要な食事を摂る事が難しい為、飼い主が責任を持って与えてあげないといけません。
可愛いペットといつまでも健康に過ごすことが出来るように責任を持ってケアしてあげましょう。