人間やその他の動物の尿は、本来無色か薄い黄色の場合が普通ですが、モルモットの場合は正常時でも白濁しているのが普通だと言う事を御存知でしたか。
モルモットの尿について
モルモットの尿はカルシウム成分が多く含まれるため正常の時でも白濁していることが普通だと言います。
また、排泄された尿は時間が経つと白から茶色に変色することもあり食べた物の色素成分が尿中に出て赤やオレンジ、又は濃い茶色になったりすることもあります。
モルモットを観察していて特に苦しい症状や尿の出が悪い事がなければ心配は要りません。
モルモットの表情を毎日観察して異常がないかなどを注意してあげましょう。
モルモットの異常な尿について
初めてモルモットを飼い始めたとき、尿に赤や茶色の色が付いていたら血尿と疑って驚いてしまいます。
特にモルモットの尿にはカルシウムの成分が多く含まれるため正常時でも白い色をしている事だけでも慌ててしまいますが、注意しなければならないのは、カルシウム成分が原因で膀胱内や尿道に結石を作る場合が多い為、この結石を排出することで膀胱内膜が損傷しておきる膀胱炎や尿路に傷が付く事で血尿が排泄される場合です。
これは様々な感染症を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
更に悪化することで尿が出なくなり尿毒症を併発して神経系、肝臓系など全身症状にまで発展してしまう為、注意が必要です。
特に3歳以上の中高齢のモルモットに多い病気なので表情などに気を付けて毎日観察しておきましょう。
また、ビタミンCやビタミン6の給餌は尿中のシュウ酸成分を抑制する効果があるので毎日の食事に混ぜて与えれば予防効果が期待できます。
しかし、問題のない尿なのか、何かの病気なのかは検査をして見ないと分からない為、念のために動物病院に相談することが大切です。
まとめ
人間や動物の健康状態を把握する手段として毎日の排泄物をチェックすると言う事は大切な事です。
普段と違った尿の色などにも早めに気づき全体の症状に特に問題がなくても取敢えず病院で検査をすることが必要です。