モルモットはペットとして飼われる事も多いですが、元々科学者の実験用動物などにも用いられていた動物です。
その多くは毛色などに関するものが多いようですが、モルモットには毛色に関しても様々な種類があります。
今回はモルモットの毛色や遺伝についてのお話しをしていきましょう。
モルモットの毛色について
モルモットには元々毛色の種類として「セルフ」と呼ばれる単色のもの、「ノンセルフ」と呼ばれる複数色からなる種類があります。
複数色に関して日本で見られるものとしては、2~3色の色で毛色が成り立っているものが多いです。
全身単色のセルフに関しては「茶、黒、白」が主でその他にその個体の毛色の濃淡によっても変わってきます。
複数色のノンセルフに関してはブチ(白色にぶち模様のあるもの)、二毛(二色の毛色のもの)、三毛(三色の毛色のもの)、まだら模様のアグーチ、目が赤く耳や鼻、手足だけが色が付いているヒマラヤン、パンダのような目周りのダッチ、グラデーションのローン、犬のダルメシアンのような模様のもの等、複数の種類が存在します。
毛色と遺伝について
モルモットの毛色に関しては「遺伝」になります。
つまり、親となるモルモットが異なる毛色をしていれば、それによって子の色も何種類かに分かれるのです。
例:(親)黒色×白色=黒のみ、白のみ、白黒などというように遺伝していく。
ちなみに毛色だけでなく、毛の長さ(短毛、長毛など)も遺伝によって、様々な種類が生まれるとされています。
飼い主によってはモルモットの毛色や毛の特徴によって、ペアを変えて様々な毛色の赤ちゃんが生まれるのを楽しみにしている方もいるようですので、繁殖を検討している飼い主の方はオスメスのペアの毛色、毛質にも着目してみると良いですね。
まとめ
モルモットの毛色には様々なものがあり、親の色を受け継ぎ、遺伝によって毛色や毛質の種類も多種多様になっていきます。
繁殖を検討している方はこういった部分にも着目して、オスメスのペアを組み合わせて飼ってみるのも良いかもしれませんね。