モルモットの栄養疾患で最も多いのがビタミンⅭ欠乏症です。
モルモットはなぜビタミンⅭ欠乏症になりやすいのでしょうか?
また、ビタミンⅭ欠乏症になるとどのような症状が出るのでしょうか?
調べてみたのでご紹介します。
ビタミンⅭ欠乏症の原因
モルモットは人と同じように、ビタミンⅭを体内で合成することが出来ません。
ビタミンⅭは外部からの食物として取り入れなくてはならないのです。
体内で合成できないことがビタミンⅭ欠乏症になりやすい原因の一つになります。
また、餌などでビタミンⅭをたくさん与えられたとしても、モルモットがストレスを感じると、ビタミンⅭは大量に消費されてしまうようです。
ビタミンⅭが餌から十分に補給できない場合や、補給していてもストレスのために補給した以上の量が消費されてしまった場合に、ビタミンⅭ欠乏症になってしまうようです。
ビタミンⅭ欠乏症の症状
ビタミンⅭ欠乏症の症状として、食欲不振、毛づやが悪くなる、鼻水、体重減少や骨の変性、歯の成分の変質などがあるようです。
重症になると歩くことを嫌がるようになり、全身に痛みも出るようです。
また、歯の成分の変質から、不正咬合を発症することが多いようです。
ビタミンⅭ欠乏症を予防するには?
モルモットはビタミンⅭを自分では作れないため、市販のモルモットフードにはビタミンⅭが配合されているものが多く売られています。
ですが、フードを開封してしまうとビタミンⅭは酸化などのためにどんどん減少してしまい、モルモットフードだけでは足りない状態になってしまいます。
ですので、モルモットフードの他に、ビタミンⅭを摂取するためにも野菜や果物、市販のビタミンⅭ剤などを与えるといいようです。
ビタミンⅭを多く含み、モルモットにも与えてよい食材として、キャベツ、ブロッコリー、トマト、パセリ、オレンジ、リンゴ、キウイフルーツなどがあるようです。
これらの食材を与えるときは、少量にしましょう。
与えすぎると下痢や肥満の原因になってしまいます。
また、ストレスがかかることでビタミンⅭの消費が激しくなってしまうので、ストレスのかからない環境を作ることもとても重要です。
まとめ
モルモットはビタミンⅭ欠乏症になりやすい動物ですが、飼い主さんがしっかり栄養管理をすれば予防することが出来る症状です。
可愛いモルモットが不正咬合などの病気にならないためにも、しっかり栄養管理をしてあげましょう。