ペットとしての魅力をたくさん持つモルモット。
現在では品種改良が進み、とても種類が豊富です。
今回は、モルモットの種類、特徴や性格、値段について調べてみました。
モルモットとは?
モルモットの歴史は紀元前1000年頃、アンデス地方で食用として家畜化された事が始まりだと考えられているそうです。
16世紀にオランダ人やスペイン人の船員によってアンデス地方から世界へ渡り始め、日本には1843年にオランダ人により長崎に渡って来ました。
当時オランダ人が「マルモット」(Marmot)と呼んでおり、そこからモルモットと呼ばれるようになりました。
上流階級のペットとして飼われていましたが、明治時代には一般人にも広まり、日本でも実験動物として使用されるようになりました。
モルモットの種類、その特徴と性格、値段の相場
モルモットは品種改良が進み、種類がとても豊富です。
今回は定番の種類と、その特徴や性格、値段の相場をご紹介します。
- イングリッシュ(ショートモルモット)
モルモットの種類で最もポピュラーな種類です。
イングリッシュの特徴は、丸みのある身体と、ショートモルモットと呼ばれるように短毛です。
短くまっすぐでなめらかな毛で、毛質はノーマルとサテンの2種類があります。
毛色のバリエーションが豊富です。
社交的な性格で初心者でも飼いやすいので、初めてモルモットを飼う際に選ばれる事が多い種類です。
値段の相場は、2000円~3000円
- クレステッド
頭頂部にロゼットと呼ばれるつむじがあり、その部分の毛だけが少し長く伸び逆立っているのが特徴です。
体の毛は直毛で短いため、つむじの部分が冠毛(クレスト)になっている事からこの名前で呼ばれます。
改良された品種で、イングリッシュに似ています。
違いはロゼットのみです。
毛色の種類は、ロゼットの部分が白いアメリカ系と、毛色のバリエーションが豊富なヨーロッパ系の2種類があります。
臆病な性格なので、嫌がる事や驚く事を避けて、ストレスをかけないように注意しましょう。
値段の相場は、10000円前後
- アビシニアン
全身にロゼット(つむじ)があり、寝ぐせのように見えるモフモフ長めの毛が最大の特徴です。
毛質は直毛で荒く硬くて、長さは4~5cmと長く、ブラッシングをしてあげる必要があります。
毛色は豊富で、毛質はノーマルとサテンの2種類があります。
毛並が左右対称だと鑑賞価値が高いとされ、ショーでの評価が高いとされています。
性格は特に他のモルモットと変わらず、基本臆病。
鳴き声で気持ちを表すと言われています。
値段の相場は、4000円~6000円
- テディ
テディベアのような縮れた毛が特徴です。
品種改良中の突然変異でこの毛並が誕生したと言われています。
毛質は、柔らかい毛と硬い毛の2種類あり、光沢の有無にも違いがあります。
短毛ですが、縮れ毛にゴミや床のチップが絡まりやすいので、ブラッシングなど、こまめな手入れが必要です。
「レックス」や「キャビー」という名前で販売されている事もあります。
値段の相場は、10000円~15000円
- シェルティ
高級感漂う、絹のような手触りのストレートロングヘアが特徴です。
つむじはなく、全ての毛が体にそって流れています。
頭周りの毛はあまり伸びず、脇腹あたりの毛が伸びます。
長毛のため、こまめなブラッシングが必要です。
定期的なカットも必要なため上級者向けです。
値段の相場は、8000円~12000円
- ペルビアン
シルクのように柔らかく光沢がある毛質で長毛が特徴です。
成長とともに毛は長くなり、最長で30cm以上になる事もあるそうです。
ロゼット(つむじ)もあり、頭と背中の部分が長毛で、毛質はストレートと巻き毛の2種類がいます。
長毛のため、こまめなブラッシング、定期的なカットが必要で上級者向けです。
値段の相場は、8000円~12000円
- スキニーギニアピッグ
最大の特徴は、毛が無いことです。
別名「ヘアレス」と呼ばれています。
鼻や頭などにだけ毛が生えているタイプと全身無毛のタイプがいますが、日本では前者のオスが多く流通しています。
手触りがよく、抱き心地が良いです。
まるで子豚のような見た目が珍しく人気の種類です。
毛がないので、ブラッシングやカットの必要はありませんが、皮膚病にかかりやすいので注意が必要です。
また、寒さにとても弱いので温度調節にも気配りが必要です。
価格相場は、10000円~30000円
まとめ
豊富な種類がいるモルモット。
ご紹介した種類はほんの一部ですが、それぞれに特徴や性格があります。
いろいろと見て、好みのパートナーを見つけてくださいね。