動物の爪について
爪とは、手足の指の先に付いており、角質が硬化したものです。
人間やサルなど霊長類の爪は平爪、爬虫類や鳥類、哺乳類はかぎ爪、馬や牛などの奇蹄類・偶蹄類は蹄(ひずめ)です。
モルモットの爪は、かぎ状になっています。
猫のように出し入れは出来ず、出たままになっているので長いと歩きづらくなったり、引っかかったりします。
もちろん人間と同じように伸び続けるので、定期的なケアが必要です。
個体によって爪の伸びる速度は違い、月1回~半年に1回と様々です。
モルモットの爪切りの方法とは?
まずは、人に慣れさせなければいけません。
モルモットとの信頼関係を築き、体や手足に触れても大丈夫であれば、爪を切ることが出来るでしょう。
爪切りに使用する道具は、人間用のテコ式の爪切りや犬猫用ではなく、眉用などの化粧ハサミや小動物専用の爪切りがベストです。
小さな爪なので、刃も小さいものを使用します。
他の動物と同じように、モルモットの爪にも血管があるので深く切りすぎるのは厳禁です。
ちょっとでも血が滲んだら、爪切りはストップしてください。
足の裏に並行して切ると、血管を傷つけにくいそうです。
光に透かすと血管が見えるので、切る前に確認しておきましょう。
膝の上やテーブルの上など、安定の良い場所に落ち着かせます。
タオルで包むとおとなしくなる個体もいます。
そして、爪を切る音にも驚くので、そっと切ります。
嫌がったり暴れたりするようであれば、爪切りは専門家に任せた方が無難です。
病院やペットショップでカットしてくれます。
金額はピンキリで、500円くらいから数千円かかる場合もあるので、電話で問い合わせてから行った方が無難でしょう。
まとめ
モルモットなどのげっ歯類は、爪だけでなく歯も伸びます。
日常の食事や遊びの中で摩耗しなければ、爪のようにカットする必要が出てきます。
ホームケアも大切ですが、自分でチャレンジしようと無理をしすぎないで、獣医さんにお任せすることも良いと思います。
ついでに定期検診をしておけば、より良い健康管理ができ、末長く家族の一員として過ごせるのではないでしょうか。