モルモット
モルモットは本来入浴をしない動物です。
野生では、乾燥した高地に住んでいる為、体を水で清める必要がありません。
毛の手入れはグルーミングで十分足りています。
飼育下では、体が汚れていたり、匂いが気になる時は入浴させても問題ありません。
また、病気の感染予防にも効果があります。
入浴の頻度は、月1回くらいから半年に1回くらいで良いでしょう。
モルモットを入浴させる方法とは?
- 洗面器などの容器にお湯を張ります。お湯の量は、モルモットの足の付け根くらいから、多くても体高さの半分くらいまでが目安です。足が着いていないととても不安になり、暴れてけがをしたり脱走したりする可能性があるので気を付けましょう。
- お湯の温度は人間の体温くらい(36℃~37℃)が良いです。
- そして、すぐにふき取りが出来るようタオルを準備して、いよいよモルモットに入浴をさせましょう。
注意点ですが、モルモットの頭部は洗わない方が懸命です。
なぜなら、顔に水がかかると嫌がり、耳は炎症が起こりやすくなるからです。
濡れタオルやウエットティッシュでのふき取りで十分キレイになります。
体部の洗浄は、シャンプーなどの洗浄剤はなるべく使用しないで、お湯だけで行ってください。
どうしても使いたい時は、ウサギ用のシャンプーでも代用出来ます。
モルモット専用シャンプーがあればベストです。
お湯につかる時間はなるべく短くしましょう。
慣れるまでは大変ですが、長時間の入浴は、モルモットが疲れてしまいます。
洗い終わったら、速やかにタオルドライをしてドライヤーなどで乾かします。
自然乾燥は絶対NGです。
水分が乾くと共に体温がどんどん下がってしまい、命にかかわってしまいます。
ドライヤーはモルモットから十分離し、体が熱くならないようにしましょう。
湯冷めをしないよう、部屋の温度にも注意してください。
気候のよい季節なら、日向ぼっこをさせましょう。
まとめ
モルモットの入浴に、入浴剤やアロマオイルを使うのは待ってください。
含まれる成分によっては有害な場合もあるので、きちんとした知識を得てから行いましょう。
ストレスなく入浴をさせるには、子供の頃から徐々に慣れさせていくとよいと思います。
それでも、入浴が嫌な場合は、汚れが付きやすいおしりだけ洗っても十分だと思います。