オスのモルモットは独特な臭いがします。あきらかに便のにおいではないのです。
そして、モルモット自体はほぼ無臭のため体臭でもありません。
獣のようなにおい、ペットショップのドッグフード売り場のにおい、など色々と表現されています。
これは臭腺といい、発情のにおいです。
においの出る場所
臭腺はモルモットのおしりにあります。
よく肛門と間違えられるようです。
モルモットはおしりを触られるのが大変苦手です。
においの出る時期
モルモットのオスは年中発情しています。
ですから、「この時期!」という期間はないのです。
いつでもにおいを発します。
ただ、生後一年以内にメスと経験がないオスは生殖能力が落ちるので、一年経つとにおいはずいぶんましになるようです。
しっかりケアをしてあげ成長を待ってあげましょう。
対策1
去勢手術をすることでにおいが軽減されます。
しかし、モルモットに詳しい動物病院が少ないため麻酔をかけて手術をすることは大変危険をともないます。
去勢手術で亡くなったという例もあります。
病気やケガなら仕方ありませんが、モルモットの体に負担をかけることはできるだけ避けたいですね。
対策2
臭腺のあたりがベタつき、まわりの毛が毛玉になります。
この毛玉になった部分はなかなかほどけないのです。
そして衛生面でもあまり良くないので、早い段階でおしりの毛はカットしてあげましょう。
対策3
カットしていない場合はどうしても毛が汚れてしまいます。
モルモットは頻繁にお風呂に入れることは避けた方がいいですが、汚れた場合は首から上にお湯をかけないように気を付けながらお風呂にいれてあげましょう。
お風呂が苦手な子はぬるま湯などでおしりの部分を濡らして汚れを拭き取ってあげてもいいです。
まとめ
動物の産まれもった体の構造ですので無理矢理にはどうすることもできません。
犬の「肛門絞り」が必要なのと同じように考えていいようです。
モルモットは体が小さいので肛門絞りはできませんので、お家で前もって対策をして軽減しましょう。