モルモットは、トイレの時、どうしていると思いますか。
私は、犬やネコなどと同じく、縄張り主張のための「マーキング」のトイレをするのではないかと考えます。
そうすると、トイレはいつも決まった場所にするということですから、トイレの場所を覚えるのでは・・・と思っています。
また、モルモットには、「喜怒哀楽」に似た表現があると聞いたことがあります。
どんな風に表現するのでしょう。
モルモットの「トイレの真実」と合わせて調べてみます。
モルモットのトイレの習性とその意味
調べによると、次の様にありました。
- モルモットは、とにかく「隅(角(カド))」をトイレにする。
- 「隅(角(カド))」をトイレにするのは、「しつけ」ではなく、「習性」。
- 自分のにおいが付いているところが安心するので、「場所は「隅(角(カド))」で、自分のニオイのするところ」がトイレになり得る場所。
- モルモットは、どんなに教えてもトイレは覚えない。
- メスはトイレの場所を覚えやすいが、オスは「マーキング」の意味で、トイレは所構わずする。
- トイレの意味が分かっている個体もいる。
・・・など
モルモットにトイレを教える
調べてみると、モルモットにトイレを教えることは、「相当難しい」というだけではなく、「できない」と言い切る形のものまでありました。
ですが中には、次の様な方法で成功したという例もあります。
どれも、「根気」と「時間」のかかる作業の様です。
- 餌で釣って、トイレまで繰り返し誘導する。
- 飼育者がトイレと決めた場所以外を、においが残らない様に清潔(無臭)にする。
- 個体にもよるので諦めて、飼育者がトイレ管理(消毒・清掃など)をする。
・・・など
モルモットの鳴き声の意味
調べによると、モルモットはとてもよく声を発する動物の様です。
それは、元々、モルモットは集団生活の中で、仲間と鳴き声で会話をしていたからでした。
表現力豊かに会話していたので、飼育者にも自分の意思を伝えようとします。
よく聞くと鳴き声に変化があり、始めは、よく分からなくても何度か聞いている内に、飼育者は、その意味を理解できる様になります。
個体によって多少の違い(声の高さや大きさなど)はありますが、代表的な鳴き方をあげます。
①嬉しさと楽しさなど、満足している時
- キューイ:興奮するほど嬉しい時は、甲高く鳴きます。
- キューキュー、ピーピー:撫でられるなど、とても気持ちが良いです。
- ルルルルルル・・・:気持ちの良くて、のどを鳴らします。
- クッククック:歩きながら表現します。
- のどを鳴らす音のルルル
- フイフイフイ、ホヨホヨホヨ:機嫌が良いです。
②怒りと警戒感など、不満や危険を感じた時
- キューイ:かん高く鳴くのは警戒音です。
- グルグル:気に入らなかったり、警戒感を持っている時は低い声です。時々、歯も鳴らします。
- ドゥルル:怒りが大きく、興奮している時のうなり声です。
- キーキー:大声で鳴く時は、相当の警戒感を持っています。
- キュイーキュイー:大声で鳴くのは逃げたいぐらいの警戒感です。
③寂しさや悲しさなど、触れて欲しい時
- プイプイ、クイ(ッ)クイ(ッ):ゲージから出たい時や、かまってもらいたい時です。
- キュッキュッ:甘えたい時です。
- キュッ:痛い時です。
④欲求や求愛などの時
- クイクイ、プイプイ:普通の欲求です。
- プーイプーイ:大きな声ほど、強い欲求です。
- ピーピー、キュイキュイ:空腹時、餌に向かって大きな声で鳴きます。
- グルルル~グルルル~:求愛を表します。
⑤病気などの時
- いつもと違う鳴き方や休みなく鳴いている場合は、疑いましょう。
・・・など
モルモットの仕草が加わることで、より一層、伝わりやすくなります。
一方、モルモットは、神経質な分、飼育者の変化にも気付きが早い様です。
両者の歩み寄りで、十分に会話ができるとありました。
飼育者の聞こえ方と、鳴き声を文字にする難しさで、上手く伝わらないかも知れませんが、なんとかニュアンスだけでも伝われば良いと思います。
まとめ
調べてみて、私が考えるモルモットのトイレには、確かに「マーキング」の意味がありそうでしたが、狭いゲージの中でのマーキングは、人間の目には、結局「所構わず」に映ってしまう様でした。
人間とモルモットは、元々習性(生活環境)が違います。
ですが、家に迎えられた時から、モルモットは人間と共存することになります。
飼育者であるあなたが、「トイレ」や「餌場」、「寝ぐら」などを、もちろんよかれと思って用意しても、モルモットにはモルモットのやり方というものがあり、気持ちが伝わらないことも往々にしてあります。
それでも、モルモットは、飼育者であるあなたにお世話してもらわないと生きていけません。
トイレを覚えられなくても、がっかりすることなく、モルモットから発せられるメッセージをよく聞き取って、「モルモットとの会話」を楽しんでくださいね。
そして、気長に、ゆっくり、しつけていきましょう。