どの動物も初めは赤ちゃんでありそれぞれに成長の段階を踏み、やがて大人の仲間入りをします。しかし、その時期は決まっておらず決定づける数値もその種類によってさまざまです。
しかし、モルモットの場合は数か月も経たないうちに大人の仲間入りをすると言われています。
モルモットの生態などについて
ハムスターやフェレットなどに比べてモルモットはあまり知られていない生き物だと思います。
簡単に調べてみると、テンジクネズミ属の一種で原産地は南米のアンディスの乾いた高地の穴の中で生息しています。古代インディオによって野生種を家畜化され肉食として飼育されていました。夜行性で階級社会的に群れを成して生きている動物であり、かつては病理学などの実験動物としても利用されていました。
ペットとしては、性格的におとなしく温和で好奇心旺盛なところもあり初心者でも飼いやすいとされています。
また、動物の世界では一般にオスよりメスの方が体格が大きいとされていますが、モルモットは、オスのほうが体格は良いようです。臭腺と皮脂腺の両方を持つ為、動物臭がある為、清潔に心がける必要があります。また、人間と同じように体内でビタミンCを合成できない為、食事から摂る事が必要です。
モルモットは何か月から大人といえるのか
一般に動物全般では、生まれたばかりの赤ちゃんには歯は生えておらず目もよく開かないものですが、モルモットの場合は生まれた時から毛や歯が生えており目も開いているようです。
そしてオスの場合は約2か月位で大人の仲間入りをし、メスはオスよりも早く1ヵ月半位で大人になり2か月位になると出産もします。
要するに成長がとても早い事も特徴的だと言えます。オスは一年を通して発情期がありメスは15日周期に発情を迎えるため繁殖率も高いのです。
しかし、寿命は5年から8年、長くても10年と言うように決して長くなく、モルモットの一生は駆け足で過ぎ去っていくと言っても過言ではないようです。
まとめ
ほとんどの動物たちの一生はある段階を経て過ぎる物ですが、モルモットの一生は生まれた時から駆け足で過ぎ去ってしまうようです。それだけに繁殖率も高く、子孫をたくさん残せるようにと言う自然の摂理のようなものなのでしょうね。