モルモットを懐かせるには
モルモットの原種は元々、乾燥地帯の穴の中で生活していた為、高いところが苦手です。
この性質はペットとして飼育されている現在でも根強く残っています。
個体によって性格が違うので、触っても嫌がらない1~2か月のモルモットを選ぶと良いでしょう。
そして、迎えた当日と翌日はあまりかまわず、落ち着いてきたら名前をやさしく呼び、手から餌やおやつを与えてあげましょう。
モルモットには、自分の名前を憶えて返事をしたり、飼い主を認識する能力は備わっています。
日々、スキンシップやブラッシングをしてあげると、より愛情が伝わりやすく、懐きやすくなります。
可愛いからと言って、急に触ったり、大きな声で騒いだりすると、ストレスを感じてしまうので、やってはいけません。
モルモットを抱っこする方法は?
幼体の頃から高いところに慣れさせておかなければ、抱っこは難しいと言われています。
まず、信頼関係を築くことが第一です。
日常のお世話やスキンシップをしていく中で、徐々に人間が触れることを慣れさせます。
そして、声を掛けながらゆっくりと下からすくい上げるように持ち、膝に乗せます。
膝に座らせてもじっとしていられるようになったら、いよいよ抱っこに挑戦します。
ゆっくりと抱き上げたら、胸の高さで止め、片手はお尻に当て足を包み込むように持ち、もう片方の手はお腹か背中に当てます。
その時、抱き上げた人の体にモルモットをぴったりと密着させることがポイントです。
そして、暴れたりせず、腕の中で落ち着いたら抱っこは成功です。
どれだけ慎重に慣れさせても抱っこを嫌がる場合は、布を一枚はさんで膝の上に乗せてあげるとよいです。
個体によっては、抱っこを嫌がり、ストレスを感じてしまうこともあります。
まとめ
モルモットは人に懐く動物ですが、同時に警戒心の強さも持ち合わせています。
懐かせるまでには長い時間を要する場合もあるかもしれませんし、元来あまり懐かない個体かもしれません。
ですが、くじけないでモルモットとの最適な距離を探してほしいと思います。