2,3匹のモルモットを一緒のゲージで飼育していると、時折モルモットが別のモルモットのおしりの臭いを嗅いでいるという事を見かける事があります。
この行動は何を意味しているのでしょうか。
今回はモルモットが別のモルモットのおしりの臭いを嗅ぐ時の行動について見ていきましょう。
モルモットが別のモルモットのおしりの臭いを嗅ぐ時
モルモットが別のモルモットのおしりの臭いを嗅ぐ時というのは、主に二つの事が考えられます。
- 近くのモルモットの存在を確かめる
周囲にモルモットが居ると、相手を確認したりするように周囲の臭いを嗅いだり、相手に近づいて、おしりの臭いを嗅いだりする事があります。
- 発情期の時
オスのモルモットが発情期の際に、メスのおしりの臭いを嗅いだり、お尻を振るような仕草を取るようになり、特有の鳴き声(グルルルルといった鳴き声)でメスに覆いかぶさる事があります。
この際にメスの発情期が来ていれば、共寝する可能性がありますが、メスの発情期が来ていないとオスに興味を示すことなく、オスを嫌がったり警戒する可能性もあります。
あまり相性が悪いとモルモットのストレスにもなり兼ねませんので、その時はゲージを別にするなどの対策を取ると良いでしょう。
メスの発情期はどのような行動を取るのか
オスはおしりの臭いを嗅ぐ時、発情期を迎えている可能性がある事をお伝えしましたが、メスは発情期にどのような行動を取るのでしょうか。
メスの場合には陰部が少し膨らみ、背中をそらす反応が見られるようです。
ロードシス反応と呼ばれる反応になりますが、この反応が見られ、オスの発情期とのタイミングによって繁殖活動を行う事が可能になります。
共寝を行った後にも稀にオスがメスを追いかけてしまう行動を取る事があるのようですが、この行動に関してはメスのストレスになる可能性が高いので、なるべく終わった後はゲージを別にして、そっとしておく事が良いでしょう。
まとめ
モルモットが別のモルモットのおしりの臭いを嗅ぐ時というのは、主に相手を確かめる時、オスの発情期に見られる行動になります。
飼い主が繁殖を希望する場合には注意深く観察してみると良いかもしれませんね。