ペットとしても飼われている「モルモット」ですが、病気などで自力で餌が食べられなくなった場合に「強制給餌」という方法があります。

どのようなものなのでしょうか。

ご紹介していきましょう。

モルモット 強制給餌 方法

強制給餌とは何か?

強制給餌とはモルモットが自力で餌を食べられなくなった場合に、飼い主などが流動食などを与える食事の方法です。

主に病気で食事が取れなくなった、歯が欠けてしまったり噛み合わせが悪い場合などに行う方法で、シリンジ(注射器の針のないもの)を用いて流動食を与えるのが一般的です。

使用するシリンジについて

シリンジは針の無い注射器の事ですが、サイズなども様々です。

一般的にはあまり販売されていないかもしれませんが、かかりつけの動物病院やインターネットでの入手が可能です。

使用するシリンジについてですが、まず先の細くなっているシリンジが多いですので、口の広いものを使用します。

口が狭い物を使用すると、流動食がモルモットの喉に詰まってしまう原因になる可能性があるからです。

口を広くする為には口先を切ると良いのですが、その際に切り口をそのままにしておくと、切り口でモルモットが口をケガする事もありますので、ヤスリなどを使って尖った部分等が無いように丸めてあげると良いでしょう。

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強制給餌の方法

次に強制給餌の方法ですが、まず流動食としては「草食動物専用の流動食」などが動物病院やインターネットで販売されていますので、一日のカロリー摂取量を考えてこちらを与えるのが良いでしょう。

その他にも普段食べているペレット(餌)を潰したり裏ごししたり、野菜ジュースやヨーグルトなどと合わせて食べやすくする方法もあるようです。

流動食を準備したら、理想的な与える時間としては2~3時間おきに与えるのが良いとされています。

どうしても難しい場合には1日3回、無理のない量を与えるようにします。

まとめ

モルモットは餌を食べる事が出来ないと、腸内環境のバランスが崩れてしまう事で亡くなる可能性もあります。

少しの量でもこまめに回数を分けて食事を与えたり、流動食にも飼っているモルモットによって好みが違ったりするので、なるべく好みの味の流動食を探して与えてあげる事も効果的でしょう。

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