モルモットは元々臆病な生き物で、ストレスを感じやすいデリケートな動物です。
ストレスを受けた場合、病気になってしまう可能性もあります。
その際に見られる症状の一つとして「血尿」が挙げられます。
今回はストレスによって血尿が出た場合の病気の可能性、対処法などについて見ていきましょう。
血尿が出た場合
ふとケージを見ると「血尿が出ていた」とびっくりする事があるかもしれませんが、モルモットは尿に食べた餌の色が出やすい生き物でもあります。
赤い餌を食べた場合にその色素が尿に溶けだして、血尿の様に見えるという事もなくはないので、まずは白い紙などの上で尿をさせて、それを観察してみる事も大事です。
モルモットの血尿に関しては全体的に赤かったり、真っ赤だったりという特徴もあるようです。
分かりづらい場合には検査キットなどもあるようなので、使用してみるのも一つの手です。
血尿が出た場合に確認する事
まずは体をそっと持ち上げて、お尻の付近や尿の出てくる場所にケガがないかなどを確認しましょう。
ケガが原因で出血している可能性も考えられます。
その他にも排尿する際にいつもと違う行動(鳴く、目を細めるなど)をしていないかを確認します。
違う行動が見られる際には排尿痛などを感じている可能性があるからです。
自分で観察した様子をメモし、医師に伝える事は病気の判断を円滑に進めることに有効的です。
病気の可能性
モルモットに血尿が見られた場合に考えられるのが、結石症の可能性や腎疾患の可能性が考えられます。
結石症に関しては、元々モルモットの尿にはカルシウムが多く含まれているので、食事のバランスが悪くなった場合などに結石症になりやすいとも言われています。
これに関しては餌をバランス良く食べさせたりする事で改善へ向かう事がほとんどです。
腎疾患の場合には何らかの場合で腎臓の細胞が弱ってしまうことによる腎不全、腎臓の炎症による腎炎などが考えられます。
ひどい場合には血尿以外にも全身症状が見られます。
この場合には投薬による治療が必要になってきます。
まとめ
モルモットはストレスによって病気なってしまう事もある、繊細な動物です。
ペットの健康を守る為にも周囲の環境、餌の栄養バランスなどには気を配る事が重要です。