飼っているモルモットが急に餌を食べなくなってしまった。

そんな場合の原因の一つに、不正咬合があります。

この不正咬合、モルモットの病気で多いものですが、原因は何でしょうか?

また、症状や予防法はあるのでしょうか?

調べてみたのでご紹介します。

モルモット 不正咬合 症状

モルモットの不正咬合の原因

モルモットはうさぎやハムスターと同じくげっ歯類です。

げっ歯類は歯が永久に成長するという特徴があります。

これは野生下のげっ歯類は餌に植物質・繊維質のものを多く食べ、歯が摩耗してしまうからです。

ですが、飼育下のモルモットでは、繊維質の多い餌が不足してしまい、歯の摩耗が正常にできなくなることが不正咬合の原因の一つになるようです。

また、ビタミンⅭ欠乏症になると、歯の成分の変質が起き、不正咬合になってしまうこともあるようです。

モルモットは本来は3年ほどの寿命の生き物なので、飼育下で高齢になると発症しやすくなるようです。

不正咬合の症状

不正咬合は歯のかみ合わせが悪くなってしまった状態です。

歯が伸びることで口の中を傷つけてしまいます。

口が痛いので、硬いペレットなどを食べなくなり、柔らかいものだけを食べるようになります。

悪化してくると、口の周りがよだれだらけになり、食事をしなくなってしまいます。

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不正咬合を予防するには?

不正咬合を予防するためには、繊維質を多く含む餌を与えて歯を摩耗させることが一番なようです。

繊維質を多く含む餌は牧草です。

ですがだいたいのモルモットは牧草よりもペレットを好むようです。

ペレットの一日の量を体重1㎏あたり30g程度にし、あとは牧草を食べてもらうようにしましょう。

牧草にもチモシー、アルファルファ、イタリアングラスなどいろいろな種類があるので、モルモットが食べてくれる牧草を探してください。

また、ビタミンⅭの摂取もとても重要になりますので、ビタミンⅭ摂取用にキャベツやブロッコリー、パセリなどの野菜や、リンゴやオレンジなどの果物を少量与えることも、不正咬合の予防につながるのではないかと思います。

まとめ

モルモットは不正咬合になりやすい動物です。

症状は歯のかみ合わせが悪くなることですが、ひどくなると自分では餌を食べられない状態になってしまいます。

不正咬合は日ごろの餌の与え方である程度予防ができる病気なので、モルモットがよく食べるからとペレットばかり与えずに、たくさんの牧草を食べてもらえるようにしましょう。

可愛いモルモットの不正咬合をしっかり予防してあげましょう。

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