モルモットは病気で手術をした後や、不正咬合など、自分で餌を食べられなくなってしまった場合、飼い主さんが強制給餌をする必要があります。
強制給餌をする場合の量はどれくらいがいいのでしょうか?
また、シリンジを使用して強制給餌をする場合、コツなどはあるのでしょうか?
調べてみたのでご紹介します。
強制給餌の量はどれくらい?
強制給餌を行うときの量は、体重が落ちない程度が目安となるようです。
ですが実際強制給餌が必要なモルモットは、必要な分を完食できる方がまれなようです。
毎日体重を量って、体重が落ちないように量を調節するようにしましょう。
毎回流動食を何種類か用意し、複数をローテーションして与えると、飽きずに食べてくれる場合もあるので、食べてくれない場合は飼い主さんがいろいろと工夫をしてあげましょう。
また、強制給餌の回数は2~3時間おきがいいようです。
シリンジで与える場合のコツ
シリンジで強制給餌する場合のコツとして、まずはシリンジの改造をします。
改造といってもシリンジの先端を切り落とし、切り落とした部分を火であぶるだけです。
シリンジのサイズは1㎖のものがいいようです。
1㎖のシリンジの先端が細くなっている部分を切り落とし、怪我をしないように火であぶって切り口を滑らかにしてあげましょう。
先端を切り落とすことで流動食が詰まることが無くなるようです。
強制給餌をするときにモルモットをタオルで巻くと、モルモットも大人しくなり、強制給餌がやりやすくなるようです。
強制給餌で一番多い間違いが、餌を口に入れる場所が手前すぎるということです。
モルモットは人と違い、二枚舌になっています。
強制給餌をする場合は手前の舌ではなく奥の舌にのせてあげることがコツになります。
シリンジを3~4㎝ほどモルモットの口に入れるのです。
奥の舌にのせられれば上手に食べてくれるはずです。
また、流動食の合間にシリンジで同じようにぬるま湯を与えることも重要なようです。
餌餌水餌餌水、などとリズムをつけてあげると、モルモットは食欲が出るそうです。
まとめ
モルモットの強制給餌をする場合の与える餌の量は、モルモットの体重が減らない程度が目安になるようです。
毎日、できれば給餌の際に毎回体重を量り、体重の増減を細かくチェックしてあげるようにしましょう。
シリンジで強制給餌をするときのコツとしては、モルモットの二枚舌の奥の舌に餌が乗るように、3~4㎝と深めにシリンジを入れることです。
怖がって手前の方に餌を入れてしまうと、餌が口の中に溜まってしまい、吐き出す原因になるようです。
強制給餌は慣れるまでは飼い主さんもモルモットも大変でしょうが、可愛いモルモットが早く元気になるためには必要なことですから、頑張って慣れるようにしましょう。